離婚と内縁関係(事実婚)

テレビや雑誌などのメディアでもとりあげられている「事実婚」。
婚姻届は出していないが事実上の夫婦生活を営む婚姻形態のことを言います。
「内縁関係」という言葉もよく耳にしますが、これも同じことを意味します。
内縁という言葉が後ろめたいイメージを与えてしまうので、これを払しょくするために生まれた言葉が、「事実婚」です。
では、内縁関係の夫婦が別れた場合はどうなるのでしょうか。
内縁関係の場合、婚姻届は出さずに夫婦生活を営みますが、「婚姻に準ずる関係」として民法によって通常の入籍している夫婦と同様の法的保護が与えられています。
したがって、別れることになった場合でもただの恋人同士が別れ、同棲を解消することとは訳が違ってきます。
婚姻届を出し正式に入籍をした夫婦が離婚をする場合とほぼ同様になります。
もちろん、損害賠償や財産分与請求をすることも可能です。不当な理由による一方的な別れが恋人同士の場合なら当人どうしの問題で済みますが、内縁のカップルの場合は「内縁の不当破棄」として扱われ、損害賠償や内縁解消による財産分与を請求することができるのです。
しかし、ここで男性側と女性側で認識の違いによるトラブルが起こることもあります。自分は「事実婚」だと思って夫婦生活を営んでいたつもりでも、相手側は「単なる恋人との同棲」だと認識していて、別れる際に問題が生じるケースも少なくありません。